1984年8月22日水曜日

1984年夏 北海道 前編

  • 車:昭和49年式 三菱ランサー1600GSL
  • カメラ:Canan A-1
  • レンズ:FD 50mm F1.4 SSC 他

▼1984年8月9日 夕張→稚内 303.6km

初山別村の金毘羅岬で昼めしを食べていると50ccバイクのツーリングライダーがやって来た。
稚内の方から走ってきたそうで名山台がすばらしいので行ってみるとよいとのこと。

そこでやって来たここは下サロベツの名山台!!
利尻富士がうっすらと見える。
23日、友人M下と行った時の写真と比べてみよう。

今日は稚内の森林公園キャンプ場で野営だ。
何を買ったか忘れたが、その時のレシートなのだ。
ちなみにこの日は稚内花火まつりでキャンプ場が高台にあり、眺めがよかった。


▼1984年8月10日 稚内→宗谷岬→稚内…礼文島 62.8km

礼文島へ渡る前、道路に車をとめて市内を歩いて車へもどってみるとガソリンスタンドの紙切れがウィンドウにはめてあった。
市内をぶらついてもなおかつ出航まで時間があったので宗谷岬まで行ってきた。
さて、いよいよ礼文島へ移動する。
礼文島の港に着いていきなり驚いてしまった。
船泊YHの文字が書かれた大きな大きな旗を振りながら大声で「おかえりなさ~い」と叫んでいる人がいた。
島のYHは出迎えも見送りも派手らしい。
これでも船泊YHは礼文島にある3つのYH中で最もおとなしいらしいが...

船泊YHのミーティングは、簡単な自己紹介のあとみんなで吉田拓郎の歌を合唱した。
うわさでは桃岩YHのミーティングはロックコンサートだそうで、おどろきである。

ちなみに、ランサーは稚内に置いてきた。


▼1984年8月11日 礼文島

そして今日は「愛とロマンの8時間コース」を歩いてしまった。
途中、景色のいい広場で若者十数名が輪になって「ギンギンギラギラ夕日が沈む...」と大声で怒鳴りながら踊っていた。
なんだこの団体は!と思い、輪の隅の方で恥ずかしそうにしている女の子にどこの宿かと聞くと桃岩だという。
聞きしに勝るとはこのことだ。

ところで、このコースを一緒に歩いた男女でめでたくゴールインしたというカップルは数えきれないという。
しかし、ぼくらにとっては「汗と涙の8時間」になってしまった。
とは言っても、今日一緒に歩いたメンバーとは、不思議なほど親しくなり、明日はこのメンバーでトド島へ行くことになった。

ところが...


▼1984年8月12日 礼文…稚内→兜沼キャンプ場 29.4km

なんと、海が時化てトド島へ渡れなかったのだ。
そして、いつもの”生友”でキャンプの買い出し。
この日はカレーにした。

▼1984年8月13日 兜沼→羽幌…天売島 105.6km

今日は天売島に移動する。
今度もまたランサーは羽幌で留守番となった。

海鳥の楽園 天売島での撮影

天売YHは桃岩荘と同じニシン番屋ということだったが、とてもよかった。

▼1984年8月14日 天売島 … 焼尻島 … 羽幌

羽幌に戻った後、今回は町立運動公園のキャンプ場を使わせてもらった。


▼1984年8月15日 羽幌→夕張 274.2km

友人N村とはこの日羽幌で別れた。
彼は、もう一度稚内を通り、オホーツク海へまわるため列車に乗り北へ向かった。
自分は実家のある夕張へ帰るためランサーで南へ向かった。

歌志内市にある悲別ロマンザ

「昨日悲別で」というドラマの舞台が歌志内らしいので途中寄ってみた。
案の定ロマン座があり感動した。


とりあえず、前期島めぐりツアーはこれで幕を閉じる。
礼文のトド島ツアーは残念だったが、どの島でもそれぞれ個性があり印象的だった。



お世話になった宿泊地
  •  9日 稚内森林公園キャンプ場
  • 10日 船泊町立YH
  • 11日 〃
  • 12日 サロベツ兜沼公園キャンプ場
  • 13日 天売YH
  • 14日 羽幌町立運動公園キャンプ場